コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドの違い

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドの違い

違いについて

「コラーゲン」は、魚のアラや手羽先などを煮た後に冷え固まった煮こごりのことです。
肉や魚の骨や皮などに豊富に含まれていますが、毎日摂るのは難しいですし、そもそも消化吸収がよくありません。

そこで消化吸収しやすいように、コラーゲンを加熱して抽出・精製したものが「ゼラチン」です。ゼラチンは水には溶けにくいですが、温水にはよく溶けます。その溶けたものが冷えると、ゼリーのようにぷるぷるのゲル状になります。

そしてさらに消化吸収しやすいように、ゼラチンを細かく酵素分解したものが、「コラーゲンペプチド」です。分子量が小さいので水によく溶け、体への吸収性も高くなっています。一般的に「コラーゲン」と表記されているものは、この「コラーゲンペプチド」を指すことが多いです。

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドの違い

 

アミノ酸組成

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドは、分子の大きさが違うだけで、たんぱく質としてのアミノ酸の組成は全く同じです。

全体の1/3をグリシンが占め、続いてプロリン、アラニン、コラーゲン特有のヒドロキシプロリンと続きます。このように、含まれているアミノ酸には偏りがあり、栄養学的には良質のたんぱく質とはいえません。特に必須アミノ酸のひとつである「トリプトファン」を欠いているため、アミノ酸スコアはゼロとなってしまいます。

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドの違い.

 

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