1、2、3、乾杯!

1、2、3、乾杯!

 ベトナムの旧正月「テト/Tết=テット」前は、結婚式が多くなる時期。正月の挨拶回りでお年玉(北部:Mừng tuổi=ムン トゥオイ、南部:Lì Xì=リーシー)を渡す習慣があり、テト明けはお金がなくなってご祝儀の額も減るためだ、という理由の真偽はさておき、街中でも写真撮影をするカップルの姿が目立つようになります。

さて、一般に人々が参加するのは結婚披露宴ですが、そのノリは日本とかなり異なります。開場時間の2時間後にようやく始まり、両家の紹介、ケーキカット、シャンパンツリー、乾杯などのセレモニーが終わると、あとは飲み会に突入します。花嫁・花婿との乾杯はもちろん、各テーブルでみんながビールのグラスを合わせて「Một, hai, ba, dzô!=モッ ハーイ バ ヨー」(=1、2、3、乾杯!)と乾杯。このとき、「Dzô!=ヨー」で大声を出すのがポイントです。ノリが良い時には「Một, Hai, Ba, DZÔ…hai,ba,DZÔ! Hai,ba,DZÔ=モッ ハーイ バ ヨー!…ハーイ バ ヨー! ハーイ バ ヨー!」とリフレインしましょう。

またその際、知っておきたいのが「Một trăm phần trăm=モッ チャム ファン チャム」という言葉。これは「100%」という意味なのですが、その心は「一気飲み」。学生コンパのようなノリでとにかく飲んで騒ぐ時のキーワードです。

こんな風にして、客同士で盛り上がってしまうのがベトナムの披露宴に参加する際の正しい姿勢。また「ご飯の切れ目が縁の切れ目」が基本なので、料理を食べつくしたら、流れ解散的にバラバラと岐路へ着きましょう。日本と比べると、かなり違和感がありますけれどね。

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