Minnano Nihongo Bài 7: Phần dành cho giáo viên

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PHẦN NÀY DÀNH CHO GIÁO VIÊN

GIÁO TRÌNH MINNANO NIHONGO

 

第 7課

[この課の学習目標]

この課では助詞「で」を道具・言語・物などの名詞の後につけて、「ある方法・手段で何かをします。」という表現、また物の授受(やり、もらい)についての表現を学習する。さらに副詞「もう」「まだ」を使って動 作の完了表現なども学習する。

Ⅰ.  わたしは  ワープロで  手紙を  書きます。

1)基本文法事項:

・文型は 「N1は N2で N3を Vtます。」で N2が道具・言語・物を表す名詞のとき、その後に格 助詞「で」をつけて、「その道具・言語・物を使ってN3をVtます。」という表現である。助詞「で」に ついてこれまでに出た機能をまとめると

①  乗り物などの名詞の後につけて   移動方法・手段を表す。(第5課)

②  場所などの名詞の後につけて     動作・行為の行われる場所を表す。(第6課)

③  道具・言語・物の名詞の後につけて  動作・行為がどのように行われたか、その方法を表す。

2)類型文:

①  テレビで 日本語を  勉強しましたか。・・・・いいえ、ラジオで  勉強しました。

②  日本語で レポートを  書きますか。・・・・・いいえ、英語で  書きます。

③   “Goodbye”は          日本語で     何ですか。・・・・・「さようなら」です。

・類型文①は「で」が物の名詞についた例でその物を使ってある行為をしたという表現である。

・類型文②は「で」を言語(~語)につけて、その言語を使ってある行為をしたことを表す文である。言葉 を使うことも情報伝達の方法であるからこれも方法の「で」と言う事ができる。

・類型文③も言語方法の「で」の一種で正式にいえば「日本語で言うと」になる。

3)教え方のポイント:

・身近な道具・物を使ってする日常行為を例に取りながら発話を進める。

日本人は  箸で  食事をします。  インド人は  手で  食事をします。  スプーンで  食べます。 洗濯機で      洗濯します。  電子レンジで  温めます。  ハンカチで  汗を  拭きます。・・・・

・第5課で「何で」を使って移動方法を聞く事を学習したが、方法を聞く時も「何で」を使う事を教える。 何で      食事をしますか。    何で  手紙を  書きますか。  何で  掃除を  しますか。

・「日本語で」を教える前に「国名」+「語」で、その国で話されている言語(言葉)を言う事を教える。 韓国語、中国語、フランス語など「英語」の場合「イギリス語」と言わないことを教える。日本語とし て「国名」の学習がまだであれば、主な国についてこれも教えたい。(特に日本語独自の国名について)

アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ロシア

・類型文③を教える時には最初に既に知っている単語を使って、この文型の肯定文を作り、それから「~語 でなんですか」を教えると教え易い。

“Family”は  日本語で  「家族」です。

→  “Family”は  日本語で  何ですか。

→  「家族」です。

・この言い方は学生が知らない単語を先生に聞く言い方として有用であるから、これを使って先生にたくさ ん質問するよう指導する。

Ⅱ.  わたしは  木村さんに  花を  あげます。

1)基本文法事項:

・文型は  「N1は  N2に  N3を  Vtます」でVtは「N2に」と「N3を」の二つの目的語をとる。「N

2」は人の名詞で「N3」は物の名詞であり、「N1が、誰それN2に            品物N3を      Vtます。」という意味

を表す。この二つの目的語をとる動詞として初級では他に送ります、贈ります、(お金を)払います、教えます、習います、(電話を)かけます、貸します、借り ます、及び各種授受動詞(あげます、やります、もらいます、くれます・・・)などがある。

・「あげます」はもともと「上げます」で第一義的な意味は物を低い方から高い方へ移すと言う意味である が、ここから派生して、物を自分側から相手側に「上げる」即ち自分の物を相手に無償で「提供する」と 言う意味に変化した。従って「あげます」には丁寧、尊敬の気持ちが含まれ、文法的には「与えます」「や ります」の丁寧語として扱われる。

・二重目的語をとる動詞の中には「送ります」「電話をかけます」「お金を払います」のようにN2に人だけ でなく、場所の名詞をとる場合もある。(この場合、助詞「に」の代わりに「へ」を使うこともできる。)

・この文では二重目的語をとる動詞の学習と授受動詞の使い方の学習の二つの重要な指導事項が含まれてい るが、「みんなの日本語」では授受動詞の正式な学習については第24課で教えるようにしている。従っ てここでは授受動詞は二重目的語をとる動詞の一つとして扱い、単語も「あげます」「もらいます」の二 つだけを教えている。しかし実際にはこれだけでは授受動詞の重要項目を24課まで省くことになるし、 その間、間違った日本語を使いかねない。(「あげます」を英語の“give”と受け取って「カリナさん はわたしに    チョコレートを      あげました。」というような誤り。)やはり多少の難しさはあるとしても教 えなければならない所は教えるべきであると考え、この講座では少なくとも教える側として留意すべきこ とをテキストの範囲を越えて別に記す。

・人々が暮らしていく人間社会においてはいろいろな身分の上下関係が存在する。日本においてはこの上下 関係を大切にしているので、このルールを円滑に進めるうえで日本語では特に敬語が重要視される。上下 関係が存在する関係においての物のやりとりでは「あげます」「もらいます」だけではとても用がたりな い。授受動詞(差し上げます、上げます、やります、くれます、もらいます、いただきます、頂戴する) を使うにあたっては、この意味から適切な動詞の使い分けが重要である。先述のように第24課で授受動 詞及び初級Ⅱの最後の課(第49,50課)で敬語の使い方を学習するが、ここでは第24課での学習事 項を先取りして授受動詞における注意事項を[あげます]「もらいます」に関連して述べてみたい。 先に「上げます」について説明したが、物を与える動詞について、その言葉の使い分けを記すと

「差し上げます」:物を受け取る人をさらに尊敬して言う時・・・「お手紙をさしあげます」

「やります」:自分と同じかそれ以下の人、あるいは動植物に物を与える時・・・「猫に餌をやる」

・  授受動詞は第24課の他に初級Ⅱ第41課において補助動詞としての使い方、即ち「利益行為の授受表 現」を学習する。(~してあげます、~してもらいます、~していただきます、~してくださいます)「あ げます」「もらいます」の意味自体は変わらないのでここでしっかりと「あげ、もらい」の概念を教えて おく。

2)類型文:

だれに  クリスマスカードを  書きますか。・・・・・家族と  友達に  書きます。

・人を表す間接目的語を疑問詞「だれ」に置き換えて「だれに~を・・しますか」と聞く疑問文である。こ のバリエーションとして「~に、何を・・・しますか。」も教える。

3)教え方のポイント:

・ここでは二重目的語をとる動詞の学習と授受表現の動詞の学習が一緒になってしまっていて指導しにくい。 まずは二重目的語をとる動詞の学習をして、それから授受表現の学習というように分けて進めたい。二重 目的の学習では文型Ⅱであげた二重目的をとる動詞を使って文を作らせてもよい。ここで気をつけること は「に」と「を」の使い分けであるのでこの点を学生に注意する。

母に  着物を  贈る。    敵に  塩を  送る。  先生に  日本語を  習う。

・「あげます」はあくまでも「物を与える」、「物をやる」の丁寧語であって尊敬語ではない。目上の人、上 司に物を上げる場合は「差し上げる」を使っている。また日本人は本来、人に恩を与える行為に対し、堂々 と自ら表現する習慣を持たない。さらに最近では本来「やる」という言葉で使っていたものが「あげる」

という言葉に変わってきているようである。(花に水をあげる。犬を散歩に連れて行ってあげる。)このようなことから文型Ⅱ.のような発話は改まった場ではあまり話されない。学生には家族同士、友達同士で あまり大げさでない物のやりとりの時に使うということで教えたい。また上げる人を聞く質問文「~をだ れにあげますか」などもまじえてあげる人を答えさせる練習もさせたい。

母の日に        母に    カーネーションの花を        あげました。 Ⅲ.わたしは           カリナさんに(から)            チョコレートを        もらいました。

1)基本文法事項:

・文型は 文型Ⅱと同じでVtが「あげます」から「もらいます」に変わった文である。「あげます」は「与 える、やる」の丁寧語であったが、「もらいます」は与えられたものを「受け取る」意味で「あげます」 の反意語と言える。「もらいます」に関連する他の言葉について記すと

「いただきます」:「もらいます」の謙譲語で上記例文で「カリナさんからいただきました」となればより丁 寧な表現となる。又「いただく」は「食べる」「飲む」の意味もあり同じく謙譲語である。

「頂戴します」:「いただきます」と全く同じで使う事ができ、謙譲語である。

・上記文型で「カリナさんに」のところを「カリナさんから」と言っても良い。この「から」は第4課で学 習した「時間、場所の起点、始まり」を表す助詞と同じで、ある行為がある「人」から始まる事を表す。

・「もらいます」を「あげます」の反意語であると言う事から文型Ⅲ.の文を「あげます」を使って言い直 して見ると「カリナさんは わたしに チョコレートを あげました。」となる。しかしこの文は何か変 である。「カリナさんは 田中さんに チョコレートを あげました。」または「カリナさんは わたしに チョコレートを くれました。」の文であれば全く違和感を感じない。即ち相手または第3者が話し手自 身(あるいは話し手の身内)に物を与える時「~は  わたしに  物を   あげます。」とは言わないで「~ は     わたしに 物を くれます。」と「くれます」を使わなければならないことがわかる。これは「わた しにあげます」と言う言い方自体「わたし」に対して丁寧の意味が含まれているためである。自分に「く れる」相手に対し敬意を表す時は尊敬語を使い「くださいます」になる。

「くれます」:相手または第3者が話し手、あるいは話し手の身内に物を与える時に使う。なお「くれま す」には話し手が、自分より低い者に対して、物を与える時、単に「やる」というより、恩 を売る気持ちをこめて「くれる」を使う場合もあるが初級では触れない。・・・私は弟に親 の遺産をくれました。(くれてやりました。)

「下さいます」:「くれます」の尊敬語で「カリナさんは わたしに チョコレートを 下さいました。」 といえばより丁寧な表現となる。「下さい」は「下さる」の命令形「下され」の音便形であ る。「くれ」は「くれる」の命令形である。

・文型Ⅲ.においてN1とN2を逆にした文「カリナさんは わたしに(わたしから)チョコレートを も らいました。」はどうであろうか。「もらいます」は主題の人物N1が物を受け取る側であるが、「もらい ます」の言葉の中には下位の者が上位の者から物を戴いたというような響きがある。従って話し手を上位 の者に置くような表現「~は わたしから ・・・をもらいます」の表現は不適切である。この文意を言 いたいときには「わたしは   ~に   ・・・を   あげます。」の言い方を採る。

×  「  ~は  わたしから  ・・・を  もらいます。」

・「わたしは カリナさんから チョコレートを もらいました。」と「カリナさんは わたしに  チョコレ ートを くれました。」の二つの文で、“物をもらった”という相手に対する感謝の気持ちはどちらがよく 表れているだろうか。物をくれた相手を主語にした方が感謝の気持ちの表現が大きい。従って「くれます」 を使った方が感謝の念が強く現れる。これは補助動詞の場合も同じである。

○  「わたしは  おじさんに  ディズニーランドへ  連れていってもらいました。」

◎  「おじさんは     わたしを  ディズニーランドへ     連れて行ってくれました。」

2)類型文:

それは  何ですか。・・・・・手帳です。山田さんに  もらいました。

・上記の質問文は第2課で習った文で、その時、答えの「これは」は[   ]の中に入っていたが、ここで

は完全に省略されている。日本語においては、話し手と相手の間で既に既知の物とされているものは主 語でも目的語でも省略されることが多いことを学生に教える。

3)教え方のポイント:

・「くれます」はまだテキストに載っていない学習項目であるが「あげます」のところで述べたように自分 がもらう時「誰々はわたしに何々をあげます」と言う誤用が出かねないのでぜひ教えるようにしたい。(教 え方の手引では「わたし」で始まる文を中心に教えるといっているが、全く教える側の勝手である。)

・「くれます」を教える時は上記「ディズニーランド」の文のように「わたしは~に・・・をもらいます」 の文に対して主語を入れ替えた同意義の文「~はわたしに・・・をくれます」を作って、もらう側が「わ たしに」となった場合は「あげます」が「くれます」になるというように教える。

佐藤さんは  カリナさんに  チョコレートを  もらいました。 同意義文       カリナさんは  佐藤さんに  チョコレートを  あげました。

わたしは  カリナさんに  チョコレートを  もらいました。 同意義文       カリナさんは  わたしに  チョコレートを  くれました。

・また実際に生徒と先生の間で物のあげもらいをして教えれば教え易い。 Ⅳ.もう       新幹線の        切符は    買いましたか。・・・・・はい、もう      買いました。

1)基本文法事項:

・第4課で動詞「ます形」の現在形と過去形を学習したが、英語の動詞における時制表現が未来形、現在形、 過去形、完了形、進行形及びそれの複合形と複雑なのに対し日本語における時制の動詞変化は現在形と過 去形だけである。それだからといって日本語には進行表現、完了表現がないのかと言うとそうではなく、 時制を表す副詞(もう、既に、まもなく、すぐ、まだ、まだまだ、いまだに・・・・)を修飾させて表現 したり、他の動詞、名詞、副助詞等を組み合わせて(~するところです、~しています、~しているとこ ろです、~したところです、~したばかりです、・・・)表現している。ここでは既に動作が完了したこ とを表す副詞「もう」を動詞の過去形につけて、完了形を表現する文を学習する。即ち日本語では英語の 完了形のような動詞の完了形を使って完了を表現するのではなく、「もう」+「動詞の過去形」で動作が 完了したことを表す。

・「もう」には現在形に伴って使われる時もあり、この時はその時間、場所が近い事を表す。 もう(そろそろ)来るころです。        もう  東京はすぐそこです。

2)類型文:

もう  昼ごはんを  食べましたか。・・・・・・・いいえ、まだです。  これから食べます。

・もう動作が完了したかどうかを質問している文に対し、まだ完了していないと答える例である。日本人 であれば「もう~しましたか」の質問に対し、まだであれば「いいえ、まだ~していません。」と答え るのが普通である。しかしこの文型「て形+いません」はまだ未学習項目であるので言えない。従って ここではこの未完了表現の簡略形である「まだです。」を教える。(文法的にこの「まだです」は「な形 容詞」である「まだだ」の形容詞述語文の丁寧形であって、これも未学習項目であるが、ここでは文法 的説明はぬきにして、話題となっている動作が未完了である表現だとして教える。)

・「これから」は代名詞「これ」に助詞「から」がついて一語になったもので現在の時間を起点としてある 動作を始めようとする時に言う。「今から」と言い換えることができる。

3)教え方のポイント:

・過去形は過去に、ある動作が行われたかどうかを単に述べているだけであるが、完了形はその動作が過去 に行われたかどうか(動作の存在)でなく、既に終わったかどうか(動作の時間的存在)を主眼に述べる 文である。従ってその文意には、その動作が思ったより早かったのか、遅いのかが問題とされる。(ミラ ーさんはもう昼ごはんを食べました。)あるいはその動作が完了したかどうかの結果が現在の状況に影響 を及ぼしているかを問題にする時にも完了形を使う。「もうご飯を食べましたか」と聞いている話し手の心情は「あなたはごはんを食べてしまってこちらはそのことに対して心配しなくていいですね。」と言う確認か、「あなたと一緒に食べようと思ったが、食べてしまったのなら残念だ。」というような状況に完了 形を使うことになる。

・類型文の質問の答えとして「いいえ、食べませんでした。」の返事がしばしば答えられるが、これは完了 形の答えになっていない。「昼ごはんを 食べましたか。」と「もう 昼ごはんを 食べましたか。」の違 いを時間の経過図を使って十分に分からせる。

 

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